〜 10月便り 〜


 10月6日が今年の中秋の名月でした。皆さんは見られましたか?グズグズしたお天気が続き、「大丈夫かしら?」という感じだったのですが、ちゃんと見えましたね、まん丸の本当にきれいなお月様が。まるで台風のように風の強い晩だったので、風が黒々としていた雲を吹き飛ばし、その合間から姿を覗かせる月の姿は何だか神々しくもありました。

 この中秋の名月の日に、と北島からご案内をさせて頂いた新発売の「純米 渡船」、おかげさまで完売となりました。本当に有難うございます。初めてこのお酒が出来上がってきた時、14代目と二人、どうやって飲むのが美味しいだろうかとお酒を利きました。悪く言えば特別なインパクトの無いお酒、しかし良く言えばとても素朴な味わいで、一口目よりも二口目、飲めば飲むほど舌になじんでくる感じ。常温で飲むとやや酸味が強く感じられるものの、冷やや燗にすると飲みやすく、お酒だけで楽しむよりもお食事と一緒に楽しめるお酒。これが私たちの感想。しかし好みも味覚も千差万別。決まりごとに捉われず、器や温度、合わせるお料理まで、自由な飲み方を楽しんで頂けるのが、他には無い日本酒の魅力。皆様にはどのような場でどのようにして召し上がって頂けたのでしょうか。どうぞご感想をお聞かせください。

 この名月の次の日、7日は長女の初めての運動会でした。時折小雨の混じるお天気でこの時季には珍しく寒く、最初は元気いっぱい張り切っていた娘の唇の色は、青を通り越して紫に。最後は半ベソになっていましたがどうにか無事に終わり、ほっとしました。そしてさらにその次の日は地域の運動会が。この日は一転、風は強いものの好天に恵まれ、どの子も皆とても楽しそうに走り回っていました。今年の運動会シーズンは、コロコロ変わるお天気に振り回された方が多かったでしょうね。

 さて、11月1日には杜氏さんが来られることに決定しました。また蔵にお酒のにおいが立ち込める季節がやってきます。どうぞ今年も美味しいお酒が出来ますように・・・。

10月20日(金) TOMO 記



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