〜 8 月便り 〜


  この季節だよりを今までお読み下さっている方、「こいつは何者だ?」と思っていらっしゃるのでは? 今月は、今さらですが自己紹介をしてみたいと思います。
私は5年前、結婚してこの北島の家にやって来ました。それまでは京都市内の某ホテルに勤めていました。ホテルと言えば「フロント」 ― と思われる方が多いでしょうが、元々お酒の世界の深さに興味のあった私は、いくつかの部署を回った後、最終的に念願叶ってバーに所属してバーテンダー(女性の場合はバーテンドレスといいます)として働いていました。私の仕事は、目の前のお客様に美味しいお酒を供出すること、そして居心地の良い空間を演出すること。まさか、そのお酒を造るメーカー側に嫁ぐことになろうとは思ってもいませんでした。

  今、日本酒を売る場にいながらも、「実は洋酒も好きで・・・」というお客様に会うと、ついその頃が懐かしくニッコリしてしまいます。もちろん、「美味しい日本酒を飲んで」というのが一番の気持ちではありますが、どんなお酒であれ、自分の好みや気分に合うものを上手に見付けて、上手に飲んでいらっしゃるお客様を見るのは、とても嬉しいことです。日本酒に関してはまだまだまだまだ入門者の私。本当に奥が深いです。ソムリエやバーテンダー、お勤め時代に巡り会えた、プロとしての誇り高き師匠や先輩方は、今も私の大切な心の支えで、働く場は違えど、その姿勢をずっと引き継いでいきたいと思っています。酒米を作ることもお酒を造ることも出来ない私ですが、この季節だよりで、少しでもここに関わる人々の思いを伝えられたら、と願っています。

  さて今度は、北島の名物従業員さんを少しご紹介したいと思います。まずは、電話やお店などでおそらく皆さんに一番関わることが多いであろう、うちの看板娘(?)を。いつもニコニコ、明るく元気な声の小林さんは、勤続30年の大ベテラン。お酒のことから地理情報まで、何にでも精通している、とっても頼りになる人です。「いつもの人は・・・」とか「明るいキレイな声の人・・・」とか言われると、それは大体この小林さん。これを読んで、「あー、きっとあの人・・・」と顔が思い浮かんだ方も多いのでは ― 。そしてお店で唯一の男性、山本さんは、園芸に魚の飼育、自転車、さらには極真空手の指導員までしている、とっても多趣味な人。最近とうとう自分のデスクに小さな水槽を置いて熱帯魚を飼い始めてしまいました。大の犬好きでもあり、お休みの日に飼っている犬を連れて遊びに来てくれたことがあったのですが、白熊のように大きなワンちゃんから両手で軽く抱えられる位の小さなワンちゃんまで、なんと総勢5匹!ペットを飼ったことの無い私にはあまりにもすごい光景で、蔵の裏で思わず記念写真を撮ってしまいました。皆気さくな人ばかり。身近に感じて頂けると嬉しいです。

8月1日(火) Tomo 記



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