〜 1月便り 〜


  とうとう2005年の幕開けです。今年はどんな年になるでしょうか。
北島酒造は今年で創業200周年を迎えました。この記念すべき節目の年の朝、この地には珍しく雪が降り積もりました。“朝、窓を開けると一面の雪景色”というのは、雪国生まれの私には何だかなつかしくもあり、また、まっさらな雪が昨年までの災いなどを覆い隠してでもくれたかのような、神聖な気もいたしました。などと感動していたのはその時だけ、その後の初詣の大変だったこと!お宮さんの参道は見事に雪で埋もれ、久しぶりにブーツを出してきて、つるっといかないように恐る恐るの参拝。ただ一人、子供だけは“雪やこんこ…♪”と歌ってとても嬉しそうだったのが印象的でした。

 毎年12月31日に、蔵人さん達が北島酒造の正面の門を大掃除して下さるのですが、予想外の大雪はあいにくその日から降り始めました。降りしきる雪の中一年分の汚れを落としてくださり、綺麗になった門で新年を迎えることが出来るのも蔵人さん達のおかげ。本当にご苦労様でした。


  新年を迎えた北島酒造の店内には、お正月らしい羽子板などが飾ってあります。実はこれはいつもご愛飲して下さっているお客様からいただいた物。お婆様のご趣味で、手作りの物とのこと。店内に飾らせていただいている物の多くが、ありがたいことにお客様からいただいた物。今月はそれらを少しご紹介させていただきましょう。扉の真上にあるのは四季の酒をご愛飲くださっている画家のNさんが描いて下さった物。ちょこんと写真立てに入っている御代栄の蔵の絵は、大の日本酒通のお客様、I さんからのお年賀状(実は数年前に頂戴した物なのですが、とても嬉しかったので今も飾られたままなのです。)。四合瓶の透明ケースに入れられた縮緬細工のふくろう、などなど、本当にありがたい限りです。この場を借りて再度感謝申し上げます。

 こうやってたくさんのお客様に支えていただいて、200年という時を迎えることができました。皆様のご好意ご愛顧、心より感謝いたしております。今後より一層、皆様に喜んでいただける酒を造り続けていきたいと思っております。このご縁を大切に、末永くご愛顧のほど、どうぞお願い申し上げます。

2005年1月14日(金) Tomo 記
 



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