〜 10月便り 〜


お天気の良い日に、子供をベビーカーに乗せてお散歩へ出るのが日課になっています。
今日は気持ちの良い風の吹く日で、どこからか金木犀のやわらかい香りが風にのってやってきました。

“あー、秋だなあ。”優雅に季節に感じ入るのもつかの間、“ハックション!”。

まるでマンガのようなくしゃみが止まりません。そうです、秋の花粉症に苦しむ今日この頃。
スギやヒノキなどの春の花粉症ほど名は知られていませんが、キクやブタクサ、イネなどの秋の花粉症は、今がピーク。自然がいっぱいのこの地では、どこへも隠れようがありませんね。
 
さて、先日蔵人さんから、沢山の梨と、なすやかぼちゃなどの野菜が届きました。蔵人さんは仕込みのない春・夏の間は地元の香住(兵庫県北部)でお百姓さんをしていらっしゃいます。おいしい秋の恵み、皆で仲良く分けさせていただきました。有難うございます。

その蔵人さんが、とうとう今月の26日に蔵入りされることが決まりました。良いお酒ができますように、と縁起をかついでいつも大安の良い日にこちらへ来られます。そして春先まで約半年もの長い間、お酒の仕込みに打ち込むのです。

蔵人さんを迎え入れる準備などで、にわかに活気付いてくる頃、貯蔵蔵(ちょぞうぐら)で眠っているお酒は、1年の時を経て非常にまろやかな味わいへと変化をしています。この熟成されたお酒を「ひやおろし」といい、フレッシュな味わいの新酒とはまた違う、この季節だけのお楽しみです。北島酒造でも、県内の百貨店さんなどでこの「ひやおろし」の量り売りを行なうことがあります。お見かけされた方、ひやかしでも大いに結構、ぜひお味だけでも見てみて下さいね。


TOMO
2003年10月2日
 



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